商品詳細
「多年文学を本質的に重要視しないで年を取ってきたのに、いつの間にか私の肉体の骨髄までも文学病に冒されているのである。自分はむしろ悲んでいる。」 辛辣な文化欄記者として名を馳せ、のちには評論家として、 独自のシニシズムに貫かれた透徹した視点で生涯にわたり旺盛な批評活動を展開した正宗白鳥。その膨大な評論群から、文学論と作家論の秀作を厳選。
小説界新陳代謝の期
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「批評」の反応──直木氏の駁論に対して
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大学派の文章家
漱石と二葉亭
有島氏の死
残花翁と学海翁──思い出す人々
島崎藤村の文学
秋声氏について
秋江に就て
泡鳴を追憶す
小山内薫を追想す
逍鴎紅露
永井君のこと
現代作家論
太宰治小論
岩野泡鳴
荷風追憶
解説 坪内祐三
著者情報
正宗白鳥[マサムネハクチョウ]
1879・3・3~1962・10・28。小説家。岡山県生まれ。東京専門学校(早稲田大学の前身)文学科卒。キリスト教に惹かれ受洗、内村鑑三に感化される。後に棄教の態度を示すが、生涯、聖書を尊重した。1903年、読売新聞社に入社、7年間、美術、文芸、演劇の記事を担当、辛辣な批評で名を馳せる。代表的自然主義作家として遇される。劇作も多く試み、評論でも重きをなした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)