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昭和五年、十歳で渡日後、働きながら文学者を志し、在日朝鮮人文学者の嚆矢として活躍、のちに古代史研究でも大きな業績を残した異才。川端康成、中村光夫、佐藤春夫らに高く評価されながらも「もはや新人でない」からと芥川賞を逸した「朴達の裁判」始め、日大芸術科在学中の習作から壮年期までの小説を精選、小説家・金達寿の真骨頂を示す記念碑的作品集。
濁酒の乾杯
富士のみえる村で
朴達の裁判
対馬まで
位置
祖母の思い出
著者情報
金達寿[キムダルス]
1920・1・17~1997・5・24。小説家、評論家。朝鮮慶尚南道生まれ。1930年、10歳で渡日後、工員、風呂のかま焚き、映写技師等を転々としながら苦学する。41年、日大芸術科卒業後、神奈川新聞、京城日報社で記者として活躍。「新日本文学」、「民主朝鮮」などで作品を発表し、53年「玄海灘」、58年「朴達の裁判」がともに芥川賞候補となる。また、75年には「季刊三千里」を姜在彦、李進煕らとともに創刊するなど、多岐にわたって活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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