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佐和山城で石田三成の三男・八郎に講義をしていた八十島庄次郎は、三成が関ヶ原で破れたことを知る。家康に城が攻め込まれるのも時間の問題…はたして、庄次郎の取った行動とは……。(『忠直卿御座船』改題)
※本書は、二〇〇一年八月、講談社文庫より刊行された『忠直卿御座船』を改題したものが底本です。
著者情報
安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955年福岡県生まれ。国立久留米高専卒業後、作家を志して上京。図書館勤務等の傍ら作品を発表し、小説家に。89年から1年間、「週刊新潮」に連載した「日本史血の年表」(90年、『血の日本史』と改題し刊行)で衝撃的なデビューを飾る。94年、『彷徨える帝』で直木賞候補、2005年、『天馬、翔ける』で第11回中山義秀文学賞を、13年、『等伯』で第148回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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