商品詳細
「人のために、真心を尽くして働く」――真正面から言われると、何か気恥ずかしくなる言葉ですが、
本書を読んでいると、日ごろはつい疎かになりがちな、まじめに働くこと、家族を大切にすること、人とのご縁を生かすことの大切さが心に響いてきます。
幼少の頃はご家族やご自身の病気などで、非常に苦労された著者ですが、逆にそれが「食」の大切さへの気づきとなり、今ではかに料理チェーンの経営という大きな仕事へとつながりました。
学校では教わることのない、汗と感性に裏付けられた“人生の知恵”にあふれた一冊です。
著者情報
日置達郎[ヒオキタツオ]
株式会社札幌かに本家・代表取締役社長。1935年三重県一志郡美杉村(現:津市美杉町)生まれ。15歳から材木の仕事に従事、18歳で板前見習いとして外食産業に入り、四日市、東京、大阪等で長い修行を重ねる。1960年、日本で初めての本格的かに料理創作、大阪道頓堀の動くかに看板も考案、かに道楽の創業と発展に貢献。その後、夜学や独学で建築設計の知識を身につけ、魚やかにの行商を通じて経営のあり方などを学ぶ。67年名古屋に進出。71年独立して(株)札幌かに本家設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)