商品詳細
一筆ずつ塗り重ねられる精緻な絵画のように、あるいは一針ずつ施される絢爛たる詩集のように――一語一語選び抜かれた言葉は、思わぬつながりを持つ次の言葉を連れてきて、夢中でそれらを追ううちに思いもよらない地平に連れ去られていく。時空間も記憶も等質な粒子となって混じり合い、拡散し、迷宮のような読書体験をもたらす、著者初の自選短篇集。
日記
曖昧な出発
フィクション
声
境界線
花嫁たち
もう一つの薔薇
調理場芝居
春の声
沈む街
ゆるやかな午後
1+1
グレート・ヤーマスへ
砂の粒
孤独な場所で
柔らかい土をふんで、
著者から読者へ
著者情報
金井美恵子[カナイミエコ]
1947・11・3~。小説家。高崎市生まれ。1967年、19歳の時に「愛の生活」が太宰治賞候補作となり、作家デビュー。翌年、現代詩手帖賞受賞。小説に『プラトン的恋愛』(泉鏡花賞)、『タマや』(女流文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)