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文学とは何か――この抽象的な問いに、私たちはどのような解を見つけうるのか。後年、戦後民主主義を代表する知識人となる若き加藤周一が、その鋭敏なる西欧的視野を駆使した日本文化論。解説・池澤夏樹。
文学とは何であるか
何が美しいかということ
何が人間的であるかということ
詩について
散文について
小説家の意識について
文学とは何であったか
著者情報
加藤周一[カトウシュウイチ]
1919‐2008年。東京生まれ。評論家・作家。東京帝国大学医学部卒。1951年に留学生として渡仏し、医学研究のかたわら西欧各国の文化を摂取、日本文化の特徴を考えるきっかけとなる。帰国後、文明批評・文学・思想・社会ほか多彩な分野で文筆活動を展開。国内外の大学で教鞭をとる。2004年には、平和憲法擁護の「九条の会」の呼び掛け人となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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