商品詳細
多くの著名事件を手がけ「無罪請負人」の異名を取る辣腕弁護士が、日本の刑事司法の問題や特捜検察の腐敗ぶり、世論を真実から遠ざけるメディアの問題点などを提起する。
序章 刑事弁護という仕事
第1章 無罪判決まで―郵便不正事件
第2章 国策捜査の罠―小沢一郎と鈴木宗男
第3章 メディアとの攻防―薬害エイズ事件とロス疑惑事件
第4章 弁護士が権力と手を結ぶとき
第5章 刑事司法の現実
著者情報
弘中惇一郎[ヒロナカジュンイチロウ]
弁護士、法律事務所ヒロナカ代表。1945年、山口県生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。70年に弁護士登録。クロロキン、クロマイ各薬害事件など多くの薬害事件で弁護士として医療被害と闘うほか、ロス疑惑をはじめ様々な著名事件で弁護を担当。2009年に起きた郵便不正事件では村木厚子さんの無罪を勝ち取った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)