商品詳細権力を握ることは悪ではないが、激しい闘争を勝ち抜き、のしあがった者に“ただのいい人”はいない。本書は歴史上、最強最悪といわれる力を持った三人の政治家――ヒトラー、スターリン、毛沢東の権力掌握術を分析。若い頃は無名で平凡だった彼らは、いかにして自分の価値を実力以上に高め、政敵を葬り、反対する者を排除して有利に事を進め、すべてを制したか。その巧妙かつ非情な手段とは。半端な覚悟では読めない、戦慄の立身出世考。
第1部 立身(スターリン―仁義なき戦い ヒトラー―意志の勝利)
第2部 栄達(スターリン―継ぐのは誰か ヒトラー―我が闘争 毛沢東―大地の子)
第3部 野望の果て(ヒトラー―国盗り物語 スターリン―バトルロワイヤル 毛沢東―ラスト・エンペラー)
著者情報中川右介[ナカガワユウスケ]
1960年生まれ。「クラシックジャーナル」編集長。早稲田大学第二文学部卒業。出版社IPCの編集長として写真集を中心に出版、ソ連の出版社とも提携した。後、出版社アルファベータを設立し、代表取締役編集長に。ドイツ、アメリカ等の出版社と提携し音楽家や文学者の評伝や写真集を編集・出版する傍ら、クラシック音楽、歌舞伎、映画、歌謡曲、マンガなどの分野で旺盛な執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)