商品詳細
今日、イギリスから学ぶべきは、勃興の理由ではなく、成熟期以後の経済のあり方と、衰退の中身である――。産業革命を支えたカリブ海の砂糖プランテーション。資本主義を担ったジェントルマンの非合理性。英語、生活様式という文化遺産……。世界システム論を日本に紹介した碩学が、大英帝国の内側を解き、歴史における「衰退」を考えるエッセイ。(講談社学術文庫)
第1章 近代世界システムのなかのイギリス(オランダからイギリスへ 砂糖入り紅茶と産業革命 ほか)
第2章 「ジェントルマン資本主義」の内側(経済合理主義の落し穴 時短のゆくえ ほか)
第3章 文化の輸出と輸入(大英帝国の「日の名残り」 生活文化の輸出国へ ほか)
第4章 ヘゲモニーの衰退はどのようにして起こるか(オランダのヘゲモニーの衰退 「イギリスいまだ衰退せず」 ほか)
著者情報
川北稔[カワキタミノル]
1940年大阪市生まれ。京都大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士課程中退。文学博士。現在、大阪大学名誉教授。佛教大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)