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ネルウァからマルクス・アウレリウスまで5人の「賢帝」が続いた約100年間は、ローマ帝国の最盛期とされ、「人類が最も幸福だった時代」と呼ばれる。しかし、たとえばハドリアヌス帝は、同時代の人々には非常に憎まれた暴君だった。また、賢帝を輩出した「養子皇帝制」も、かえってそのために水面下での激しい権力闘争を生じさせていたのである。繁栄の陰の部分を描きつつ、この時代が最盛期であった理由を解明する。(講談社学術文庫)
プロローグ―人類が最も幸福であった時代
第1章 訪れぬ光―五賢帝時代の始まり
第2章 最良の皇帝―トラヤヌスのローマ帝国
第3章 賢帝か暴君か―ハドリアヌスのローマ帝国
第4章 苦悩する哲学者皇帝―マルクス・アウレリウスのローマ帝国
エピローグ―最盛期のローマ帝国を支えたもの
著者情報
南川高志[ミナミカワタカシ]
1955年三重県生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。専攻は古代ローマ史。現在、京都大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)