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百人一首には、恋の歌と秋の歌が多い。平安時代の歌風を現代に伝え、切々と身に迫る。ただのかるたと思うなかれ。人間関係、花鳥風月、世の不条理と、歌は深い世界を内蔵している。ゆかいに学ぶ、百人一首の極意。
才女たちが行く
待てど暮らせど
春から夏へ
寂しい秋がいっぱい
冬はももひき
悩める男たち
哲学を歌う
こころの旅路
せつない恋
定型と天地有情
われ思うゆえに
ユニークな遊び
著者情報
阿刀田高[アトウダタカシ]
1935年東京生まれ。作家。早稲田大学文学部卒。著書に、短篇集『ナポレオン狂』(直木賞受賞)ほか、『新トロイア物語』(吉川英治文学賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)