商品詳細65歳以上の7人に1人といわれ、急増中の認知症。うち約7割を占めるアルツハイマー型では、記憶を司る脳の「海馬」が衰えていることは知られているが、最近では、感情を司る「扁桃核」の衰えも、発症に大きく関わることが分かってきた。ボケる・ボケないの分かれ道は、40代以降、扁桃核によい刺激を与えてきたかどうか。特に危ないのは、マンネリで変化を好まない、公務員のような職業だ。扁桃核によい働き方、生活習慣、人間関係とは? 認知症専門医が教える画期的予防法。
第1章 このもの忘れは認知症?(もの忘れに困ってからでは遅すぎる 日常のささいな変化に注意する ほか)
第2章 脳の寿命は遺伝で決まる!?(認知症になりやすい遺伝子が判明!? 遺伝子をもっていても必ず発症するわけではない ほか)
第3章 予防のために知っておきたい認知症の治療と介護(認知症が心配になったら何科を受診したらいいのか 認知症の治療における名医とは? ほか)
第4章 扁桃核を刺激する生活習慣(感情がともなうと記憶が長持ちする なぜ扁桃核への刺激が重要なのか ほか)
第5章 ボケても幸せに生きるために(祖父母の年齢から自分の寿命を予測する 認知症になる前にやるべきことをやっておく ほか)
著者情報長谷川嘉哉[ハセガワヨシヤ]
1966年、名古屋市生まれ。医学博士。90年、名古屋市立大学医学部卒業。2000年、認知症専門外来および在宅医療のためのクリニックを岐阜県土岐市に開業。地域の開業医ながら、半径一〇〇キロ圏の遠方から患者さんが集まる。開業以来、二万件以上の訪問診療、三〇〇件以上の在宅看取りを実践。臨床医としてだけでなく、医療法人ブレイングループ理事長として、在宅生活を医療・介護・福祉のあらゆる分野で支えるサービスを展開するほか、ファイナンシャルプランナーとして介護保険や相続の相談にも応じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)