商品詳細広告媒体の枠を購入し、外側に向けて情報を発信する「アウトバウンドマーケティング」から、見込み客のほうから近寄ってきてくれる「インバウンドマーケティング」へ。FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアや検索エンジンを使った情報行動が浸透した現在、マーケティングに携わる人々には新たなマインドセットが求められている。
従来型の広告や、執拗なメール、営業電話といったマーケティングを人々は好まなくなっており、企業のマーケティングから逃げる方法をどんどん身につけている。マーケターがリーチしたいと思っている人々の生活や購買プロセスに合うように、マーケティングを変えていくことは喫緊の課題だ。
人々に検索結果からこちらに振り向いてもらうにはどうすればいいのか、ソーシャルメディアでどのように興味を向けてもらうようにするか。「見つけられる(Gat found)」ために、企業側のスケジュールではなく、人々のスケジュールに合わせたマーケティングが求められている。
本書では、日本初のインバウンドマーケティングエージェンシーであり、HubSpotのAnnual Partner Awardsにおいて最優秀代理店賞(国際部門)を受賞したマーケティングエンジン創業者が、インバウンドマーケティングのコンセプトから実際の展開まで、平易な言葉でわかりやすく解説。デジタル時代のマーケターの進むべき道を明らかにする。
1 「見つけられる」マーケティング(インバウンドマーケティングって何? インバウンドとアウトバウンド ほか)
2 マーケティングコンセプトの過去・現在・未来(オンラインマーケティングの集大成 インバウンドマーケティング誕生前史 ほか)
3 インバウンドマーケティングの方法論(購買に至るステージ インバウンドマーケティングのメソドロジー ほか)
4 実践・インバウンドマーケティング(インバウンドマーケターの条件 ペルソナの設計 ほか)
著者情報高広伯彦[タカヒロノリヒコ]
マーケティングエンジン代表取締役兼共同創業者。1970年生まれ。博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、電通にて、営業やデジタル領域の業務につく。2000年代には第2回東京インタラクティブアドアワード受賞。2005年にGoogle日本法人へ。2009年1月に独立し、スケダチを設立。2012年8月に、コムニコと共同でアジア初のインバウンドエージェンシーとなるマーケティングエンジンを設立。2013年8月には設立1年でHubSpot社の国際部門最優秀代理店に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)