商品詳細
大正の世、名無しのぬっぺほふことおいらは財閥家の令嬢コバト姫に飼われ、純愛を捧げていた。だが、コバトが義理の兄・秋信と関係を持っていることを知ってしまい、おいらは観る人を不幸にする絵「夜波」を使って秋信を抹殺しようと決める。夜波の画家ナルセ紳互を妖怪たちが集う無得市に引き込み、ようやく絵を手に入れるが、なぜか想定外の人物にも渡ってしまい……。若き鬼才が奔放な想像力で描く衝撃×禁断の妖奇譚!
著者情報
堀井拓馬[ホリイタクマ]
1987年生まれ、東京都出身。文京学院大学人間学部卒業。2011年、『なまづま』で第18回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞。奔放奇抜な想像力と独特の世界観が光る期待の新鋭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)