商品詳細
長年、中小企業の経営を手助けしてきた著者が、損益計算書の「本当の使い方」を伝授した本です。多くの経営者が決算書を納税のための必要書類としてしか見ていない現実を目の当たりにして、居ても立ってもいられない思いで筆をとった、渾身の1冊。ポイントは、全社ベースの損益計算書を「流通」「市場」「商品」という3つの領域で細分化すること。「マトリックス損益計算書」と名づけられたこのメソッドは、クライアント企業に導入され、大きな成果をあげています。長引く不況に苦しむ中小企業にとって、まさに救世主と言ってもいいでしょう。中小企業の実態に精通する著者だからこそ、歯切れのいいアドバイスができるのだと実感しています。
第1章 損益計算書は本当に役に立つのか?
第2章 部門別の損益計算書を作ろう
第3章 得意先別の損益計算書を作ろう
第4章 商品別の損益計算書を作ろう
第5章 3つの損益計算書を経営に生かす
第6章 逆算の発想で事業計画を立てる
第7章 事例解説 こうして苦境を切りひらいた!
巻末資料 損益計算書のここだけは押さえておこう
著者情報
山崎隆弘[ヤマサキタカヒロ]
1960年福岡県生まれ。浄土真宗の活動に忙しく、法政大学法学部中退。そのまま布教師の道を歩むが、25歳のときに挫折。それから簿記を学びはじめ、29歳で公認会計士試験に合格。以後、中央青山監査法人(当時)で10年間勤務。会計監査、システム監査、デューデリジェンスに従事し、上場企業などの主査を務める。10年目に不規則な生活により大病を患う。1年間の休養後、父親の会計事務所に入所。44歳のときに同事務所を引継ぎ、公認会計士事務所を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)