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よく耳にはするけれど、わかっているようでわかっていない「デフレ」。知っていましたか? 世界の先進国の中で、ここまで長期的にデフレがつづいている国は、日本だけなのです。どうして日本だけがこんなにずっとデフレなのでしょうか? 「日本経済と切っても切れない関係にあるデフレがわかれば、日本経済がわかる!」そんなコンセプトの下、日本経済が抱える問題を、デフレという切り口で考えてみることができます。
第1章 日本のデフレ、こんな問題がある(日本のデフレには3つの原因がある デフレはダンピング問題を引き起こす 不況をさらに深刻化させるデフレスパイラル 雇用不安が日本のデフレを助長する)
第2章 日本のデフレ、こうしてつくられた(日本のインフレを生んだバブル景気とは? バブル崩壊!一転デフレ基調へ 小泉改革がデフレスパイラルへのトビラを開ける! この情報が日本のデフレを加速させている 「規制緩和」が正しいとは言い切れない!)
第3章 デフレのいま、企業がやるべきこと(デフレ時代に業績を伸ばす会社がある! 何が企業生き残りの明暗を分けるのか? ブランド価値を高める 企業の社会的責任(CSR)を果たす
コンプライアンスを厳守する
積極的に環境問題に取り組む ほか)
第4章 デフレのいま、日本がやるべきこと(従来型のデフレ対策は通用しない 新教育システムを構築し、「高校無償化」は廃止へ ほか)
第5章 日本のデフレ、これからどうなる?(デフレによって深刻な問題が発生している 日本のデフレは「創造的破壊」の可能性を秘めている!)
著者情報
戸崎肇[トザキハジメ]
早稲田大学アジア研究機構(OAS)教授(専門は公共経済学・公共政策学・交通政策論)。1986年、京都大学経済学部を卒業し、日本航空株式会社に入社。旅客業務、旅行会社への営業、予約管理業務などに従事。1994年、学業に専念するために日本航空を退社し、翌年、京都大学大学院にて博士号(経済学)取得。2008年11月より現職。交通政策を中心に幅広く発言しつつ、市場の実態に即した経済・政策のあり方を模索している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)