商品詳細
働くほど、なぜ人は貧しくなるのか? 勃興する資本主義を鋭く分析・批判し、のちに『資本論』に結実する経済学的思考。そしてヘーゲル批判から発し、労働の意味を肯定的に捉え直そうとする哲学的思考。この二つの思考が交わるところで、26歳のマルクス青年は革新的な思想を打ち立てた。輝くような、そして生き生きと躍動する思考の瑞々しさが、明晰な訳文で鮮やかに再現される。
第一草稿(賃金 資本の利潤 地代 疎外された労働)
第2草稿(私有財産の支配力)
第3草稿(私有財産と労働 社会的存在としての人間 ヘーゲルの弁証法と哲学一般の批判 欲求と窮乏 分業 お金)
付録 『精神現象学』の最終章「絶対知」からの抜き書き
著者情報
マルクス,カール[マルクス,カール][Marx,Karl]
1818‐1883。ドイツ(プロイセン)の哲学者・経済学者・革命家。思想家として現代にもっとも深い影響を与えた。「独仏年報」誌に「ヘーゲル法哲学批判・序説」「ユダヤ人問題のために」を発表。『経済学・哲学草稿』で私有財産の哲学的解明と労働疎外の問題に取り組んだのち、『経済学批判』『資本論』で資本主義の矛盾を鋭く分析、批判。20世紀の社会主義革命の思想的な“礎”を築いた。1883年3月没
長谷川宏[ハセガワヒロシ]
1940年島根県生まれ。東京大学文学部哲学科博士課程単位取得退学。哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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