商品詳細
「せっかく素晴らしい発明をして特許を取っても、うまく利益に結び付けられない…」と嘆く企業が多い日本の現状。本書は、その現状を覆すべく、「知的武器=特許をどう経営戦略的に使うか」に焦点を当て、企業の「知的資産の戦略的運用力」を高めるための実践的な方法をレクチャーする。特許戦略の怖さを三つの失敗事例に学び、特許を取得する目的は何か、特許を取得してどういう効果を期待するかということを明らかにした上で、目的に沿った特許を取得するにはどうすればよいか、マネジメントの意識はどうあるべきかをわかりやすく解説してゆく。特許にかかわるすべての企業、経営者必読の指南書!
著者情報
長谷川曉司[ハセガワコウジ]
元・三菱化学株式会社理事、知的財産部長。1949年愛知県生まれ。72年大阪大学工学部応用化学科卒業。74年東京工業大学大学院化学工学修士課程修了。同年、三菱化成(現・三菱化学)入社、特許部(現・知的財産部)を希望し、配属。77年弁理士資格取得。86~91年、海外室に異動、三菱化成・米国法人駐在員としてニューヨークに駐在。91年再び知的財産部へ復帰、2003年、知的財産部長に就任、特許戦略の考え方および方法論を確立して実行する。09年6月、三菱化学を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)