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元トヨタ生産調査部部長で、ものつくり大学教授である著者が「トヨタ生産方式」を会計的な視点から読み解く! 本当の効率化、コスト削減、業績アップにつながるトヨタ式「Jコスト理論」を豊富な具体例とともに解説。
【目次】
第1章 ほんとうの「儲け」とは何か?
第2章 「お金」と「時間」はこうして考える
第3章 1万円の在庫を1日寝かせたら、どのくらい損をするのか?
第4章 「本流トヨタ方式」から進化した『Jコスト論』
第5章 小ロット生産が儲かる「ほんとうの理由」
第6章 並行生産と集中生産はどちらが得か?
第7章 「高価な航空便」と「安価な船便」はどちらが得か?
第8章 中国工場で生産するのは、本当に得なのか?
第9章 なぜ、在庫は増えるのか? 部分最適をやめて、全体最適へ
第10章 『Jコスト論』は、こうして導入・実践する
著者情報
田中正知[タナカマサトモ]
ものつくり大学名誉教授。元・トヨタ生産調査部部長。東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員。1941年生まれ。1967年名古屋大学大学院工学研究科航空学コース修士課程修了後、トヨタ自動車工業株式会社入社。入社以来35年間、常に現場で、ものづくりに携わり、「トヨタ生産方式」を体系化した大野耐一氏ほか先達の薫陶を受ける。93年1月、「トヨタ生産方式」の総本山である本社生産調査部部長に就任。協力メーカーへの「トヨタ生産方式」の指導と改善、特にグループ内全車両生産工場に組立工程管理システムを展開する。95年1月、本社物流管理部長に就任。トヨタの全商品をお客様にお届けするための全世界物流ネットワークの構築と改善に携わる。2000年11月、ものつくり大学開設に伴い社命により製造学科へ転籍。「トヨタ生産方式」を広めるために、トヨタから転籍した教授の第1号となる。生産性管理・品質管理などものづくり学全般の授業を担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)