商品詳細
所詮人生は、理不尽で虚しい。いかなる人生を営もうと、その後には「死」が待っている。「どうせ死んでしまう」という絶対的な虚無を前にしながら、なぜ私たちは自ら死んではならないのか?生きることの虚しさを徹底的に見つめ、それをバネにたくましく豊かに生きる道を指南する、刮目の人生論。無気力感に苛まれる時、自分に絶望し苦悩する時の必携本。
1 死だけを見つめて生きる(K君へ なぜ苦しくても生きていかなければならないのか 自殺してはいけない理由 ほか)
2 幸福を求めない(根本悪について 金に対する原罪 テロと哲学 ほか)
3 半隠遁をめざそう(どんな仕事も虚しい 組織に埋没してはならない ひきこもりの技術 ほか)
著者情報
中島義道[ナカジマヨシミチ]
1946年、福岡県生まれ。東大教養学部並びに法学部を卒業。77年、東大人文科学大学院修士課程修了。83年、ウィーン大学哲学科修了。哲学博士。電気通信大学教授。専攻は時間論、自我論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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