光文社古典新訳文庫

寄宿生テルレスの混乱

ムージル丘沢静也

光文社

発売:2013/12/13

発行形態:書籍

ファイル:EPUBリフロー形式/1.2MB

ポイント:120pt

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商品詳細

お金を盗んだ美少年バジーニが、同級生に罰としていじめられている。傍観していたテルレスは、ある日突然、性的衝動に襲われる……。寄宿学校を舞台に、言葉ではうまく表わしきれない思春期の少年たちの、心理と意識の揺れを描く。「知性はどうやってサディズムに転じるのか。耽美主義はどうやってテロに転じるのか。無意識の大陸を発見した“第二のコロンブス”ムージルが、クールに描いたボーイズラブの古典」(訳者)

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著者情報

ムージル,ローベルト[ムージル,ローベルト][Musil,Robert]
1880‐1942。オーストリアに生まれる。親の希望で士官になるつもりだったが、エンジニアになり、シュトゥットガルト工科大学の助手時代に処女作『寄宿生テルレスの混乱』を書きはじめる。哲学や実験心理学などを勉強し、司書や編集者として働き、第一次大戦に召集された後、本格的な作家活動に入る。後半生は、生活に困窮しながらも、20世紀文学の記念碑と呼ばれている、未完の大作『特性のない男』の完成に精力を傾けた。亡命先のスイスで、脳卒中のため死去

丘沢静也[オカザワシズヤ]
1947年生まれ。首都大学東京教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)