商品詳細
自由主義から集中、独占へ、そして世界再分割としての列強間戦争の勃発――急速な発達を遂げ、帝国主義という新しい段階に到達した資本主義の実態を、産業界、金融界の動向から徹底的に分析。20世紀初頭の世界情勢を正確に描くことで、結果として今日のグローバル経済の矛盾、資本主義に忍び寄る危機を浮き彫りにした、レーニンの代表的論文。変貌を続ける資本主義をいまいちど理解するための必読書
第1章 生産の集中化と独占の出現
第2章 銀行とその新しい役割
第3章 金融資本と金融寡占制
第4章 資本輸出
第5章 世界の分割―独占団体相互間で
第6章 世界の分割―列強の間で
第7章 資本主義の特殊な段階としての帝国主義
第8章 資本主義に見られる寄生と腐敗
第9章 帝国主義批判
第10章 帝国主義の歴史的位置
著者情報
レーニン,ウラジーミル・イリイチ[レーニン,ウラジーミルイリイチ][Ленин,В.И.]
1870‐1924。ロシア社会民主労働党・ボリシェヴィキの指導者。1917年10月、史上初の社会主義革命であるロシア革命を成功に導いた。初代人民委員会議議長(首相)。本名はウラジーミル・イリイチ・ウリヤーノフ
角田安正[ツノダヤスマサ]
1958年生まれ。防衛大学校教授。ロシア地域研究専攻。在ロシア日本国大使館専門調査員を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)