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若くして父となったかれは生活のため配電工となった。都市生活者の現実に直面するうち3人の子供の父となり、妻はすでに子供たちのものになってしまった。今日も短絡事故(ショート・サーキット)が起こり、現場にかけつける――。野間文芸新人賞受賞の表題作に、海燕新人文学賞受賞のデビュー作「木を接ぐ」をはじめ、働くということ、生きるということをつきつめた瑞々しい初期作品5篇を収録。
著者情報
佐伯一麦[サエキカズミ]
1959・7・21~。作家。宮城県生まれ。高校卒業後上京。週刊誌記者、電気工などをへて作家活動に専念。1984年「木を接ぐ」で海燕新人文学賞を受賞。「ショート・サーキット」で野間文芸新人賞、「ア・ルース・ボーイ」で三島由紀夫賞、「遠き山に日は落ちて」で木山捷平文学賞、「鉄塔家族」で大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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