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横浜の領事館で暮らす17歳のベン・アイザック。父を捨て、アメリカを捨て、新宿に向かう。1960年代末の街の喧騒を背景に、言葉、文化、制度の差を超え、人間が直接に向き合える場所を求めてさすらう柔らかな精神を描く野間文芸新人賞受賞の連作3篇。「日本人の血を一滴も持たない」アメリカ生まれの著者が、母語を離れ、日本語で書いた鮮烈なデビュー作。
著者情報
リービ英雄[リービヒデオ]
1950年11月29日、米国カリフォルニア州バークレーに生まれる。1973年プリンストン大学を卒業、同大学院に進学。1982年万葉集の翻訳で、アメリカで最も権威のある文学賞、全米図書賞を受賞。1992年(平成4年)12月、『星条旗の聞こえない部屋』で野間文芸新人賞を受賞