商品詳細
かけがえのない、高校生だった日々を共に過ごした四人の男女。テストにやきもきしたり、文化祭に全力投球したり、ほのかな恋心を抱いたり――。卒業してからも、ときにすれ違い、行き違い、手さぐりで距離をはかりながら、お互いのことをずっと気にかけていた。卒業から20年のあいだに交わされた、あるいは出されることのなかった手紙、葉書、FAX、メモetc.で全編を綴る。ごく普通の人々が生きるそれぞれの切実な青春が、行間から見事に浮かび上がる姫野文学の隠れた名作。
著者情報
姫野カオルコ[ヒメノカオルコ]
1958年滋賀県出身。90年、出版社に直接持ち込んだ小説『ひと呼んでミツコ』がその場で単行本化に決定。以降の著書に『ドールハウス』『喪失記』など
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