商品詳細「道連れ稼業は、冗談抜きの命懸けの仕事でござんすよ」
江戸の旅情あふれる傑作時代小説!
この娘はもめごとの種になる――
素性も分からぬ美少女の道連れ(付き添い)で
中山道を旅する彦輔を数々の難関が待ち受ける。
「この仕事は、ただ剣の腕が立つだけでは、務まらんのよ」。鹿角(かづの)彦輔は、手間賃さえ出れば細かい事は穿鑿しない「道連れ(付き添い)」稼業。江戸小人目付け・神宮より請け負ったのは、口のきけない美少女菊野の道連れだった。目的も娘の正体も知らされぬまま、中山道を進む一行に怪しい影がつきまとう。予測不能の長い旅が始まる!
口絵・挿絵 深井国
目黒新富士
不忍池
市谷長源寺
板橋宿
戸田の渡し
戸田 蕨宿
浦和宿 大宮宿 上尾宿
桶川宿
鴻巣宿
熊谷宿
深谷宿 倉賀野宿
高崎宿 板鼻宿 安中宿
松井田宿
妙義道 下仁田街道
本宿
著者情報逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年東京生まれ。広告代理店勤務のかたわら、80年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、作家デビュー。87年『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞の三冠に輝く。その後も日本ミステリー文学大賞、吉川英治文学賞、毎日芸術賞を受賞。「百舌シリーズ」はドラマ化され大きな話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)