商品詳細なぜにこれほど強靭なのか。
草創期から50年以上にわたって追い続けた当代随一のジャーナリストが、その実像を描き出す。
12万部突破のベストセラー、待望の文庫化。創価学会論の決定版。
1930(昭和5)年の創立以来、日本では827万世帯、世界では192カ国・地域に会員を有する。幾度も窮地に立たされながらも、決して揺らぐことのなかった創価学会。その強靭さを支えたものとは何か。創価学会・公明党関係者にインタビューを敢行。ベテランジャーナリストが、日本を代表する宗教団体の核心に迫る。
池田大作氏は宗教における“排除の壁”を見事に乗り越えた。どのような宗教も決して否定せず、他宗の信者たちともコミュニケーションを図り、信頼し合うことに成功した。この一点だけでも、私は池田氏を高く評価している。これは、どの宗教にも成し遂げられなかったことであり、私はそこに創価学会のすごさを感じるのである。(「おわりに」より)
第1章 創価学会の誕生〈1930年代~1940年代〉
第2章 創価学会の拡大と救済論〈1950年代〉
第3章 政治進出と池田大作の会長就任〈1950年代~1960年代〉
第4章 「言論・出版問題」と創価学会の近代化〈1970年代前半〉
第5章 第一次宗門問題の真相〈1970年代後半~1980年代〉
第6章 第二次宗門問題と「平成の宗教改革」〈1990年代〉
第7章 公明党の連立政権参加とその舞台裏〈1990年代~2000年代〉
第8章 世界宗教への道程と挑戦
第9章 特別インタビュー 原田稔会長に聞く