商品詳細
アジアのリアリティから導き出される、国際秩序を考えるための新たな視点とは?
第一線で活躍する研究者が、日本を含めたアジア諸国の新型コロナ対策やコロナ禍における社会の変化への鋭い分析を通して、激動する国際政治の姿と、そのなかでの日本の姿を明らかにする。
日本国内では、SDGs(持続可能な開発目標)が話題となってきた。
SDGsの描く「誰も取り残さない」世界が、ほかならぬ「取り残されているかのように見える」人々自身によって支えられている様相を紐解き、欧米中心に国際政治を見るレンズに偏った視点により、視野に入ることが困難になっていた国際政治の姿と、そこに焦点を当てるためのもう一つのレンズを提示する。
リアリズムに偏る世界の中で、日本をリアルに考える上で必携の一冊。
著者情報
日下部尚徳[クサカベナオノリ]
立教大学異文化コミュニケーション学部准教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。専門は国際協力論、開発社会学、南アジア地域研究
本多倫彬[ホンダトモアキ]
キヤノングローバル戦略研究所主任研究員、中京大学教養教育研究院准教授。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。専門は、国際協力政策、政策過程論、平和構築論、国際安全保障
小林周[コバヤシアマネ]
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。米・戦略国際問題研究所、日本エネルギー経済研究所主任研究員などを歴任。専門は国際政治、国際安全保障、中東・北アフリカ現代政治
〓橋亜友子[タカハシアユコ]
笹川平和財団アジア・イスラム事業グループ研究員。ロンドン大学経済学院人類学部・国際開発学部修了。修士(開発・経済人類学)。南アジア、中東、東アフリカにて、政府開発援助、難民・帰還民支援など実務経験を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)