商品詳細野党分裂に際し、労働者に基盤を置いた方針により超党派的な支持を打ち出した連合の会長が、労働問題の核心と野党共闘への展望を語る。安倍政権が進める「働き方改革」にひそむ姦計とは何か? 「残業代ゼロ法案」の労働者無視の実態とは? 「個人請負の推奨」はなぜ格差と貧困を招くのか? こういった労働条件の悪化に対して、そもそも「労働者の連帯」はどう反撃できるのか?―――連合会長が日々の闘いの中で真摯に思索し、平易に語る。
著者情報神津里季生[コウズリキオ]
1956年東京都生まれ。東京大学在学中は野球部マネジャー。卒業後、新日本製鐵株式会社入社。1984年、新日本製鐵本社労働組合執行委員となり、専従役員の活動をスタートさせる。途中、外務省と民間との人事交流の一環として、1990年より在タイ日本国大使館に外交官として3年間勤務。新日鐵労連会長、基幹労連中央執行委員長などを経て、2013年日本労働組合総連合会事務局長に就任。2015年より同会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)