商品詳細
2016年4月から、電力全面自由化がスタートしました。これにより消費者は電力会社を選ぶことができるようになりました。2017年には都市ガスも自由化されます。自由化=価格競争だけだと思われがちです。実際に、セット料金や長期割引などが数多く登場しています。しかし、電力・ガス自由化の本当の意義はそれだけではありません。暮らしをより便利に快適にする「サービス」とエネルギーの効率的な利用こそが核心です。次世代電力計「スマートメーター」によるエネルギー管理、家電製品と電力情報を結びつけるIoT技術、それらの情報を家庭単位だけでなく地域全体で管理しよりよい暮らしを提供する大規模事業......電力・ガス自由化は我々の生活を大きく変える出来事なのです。本書では、電力・ガス自由化の現在から、少し先の、消費者のための自由化までを、IoTや最新技術の話題を盛り込み、平易に解説します。
著者情報
チェジョンウン[チェジョンウン]
1957年生。Encored Technologies CEO。1982年より31年間、金星(現LG電子)の研究部門、新事業部門を担当したのち、LS産電でCTO、代表取締役社長を歴任した後、2012年に渡米、シリコンバレーにおいて現在のEncored Technologiesを創業。米国の大学、アルストム、三菱電機などが参加した次世代電力コンソーシアム副会長、韓国政府と韓国電力のスマートグリッド諮問委員などを歴任。IEC‐ACTAD国際委員
本橋恵一[モトハシケイイチ]
1962年生。環境エネルギージャーナリスト、エンコアード株式会社マーケティング本部長。エネルギー専門誌記者、フリーランスを経て2016年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)