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宮内庁が公開した『昭和天皇実録』を丹念に読み抜き、昭和という時代、昭和天皇という存在をさらに深く記録する、昭和史研究者としての著者が満を持した試みの第2巻。
今回は二つの時代を扱う。第二次大戦敗戦期と、テロとファシズムの昭和初年である。この時期に天皇がいかに生きたかを、『昭和天皇実録』を歴史を追って読み込みながら、その都度、著者の昭和史への識見により史実を拡充して語っていく。
敗戦期においては戦争終結に向けた天皇の不退転の意志が描かれる。昭和初年には、すでに天皇と軍部の軋轢や齟齬が様々に表面化していたことが新たに明らかにされる。天皇個人の時代経験を丹念に調べ上げ、書き込むなかから、天皇と天皇制が軍事に利用された時代を批判的に振り返ろうとする著者のメッセージが浮き上がってくるだろう。
序章 軍部に抗う天皇
第1章 太平洋戦争敗戦
第2章 改元、そしてテロの時代へ
第3章 満州事変とファシズム
著者情報
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。ノンフィクション作家。評論家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。昭和史の実証的研究のためにこれまで延べ4000人の人々に聞き書き取材を行い、独自の執筆活動を続けている。第52回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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