商品詳細日本人の2人に1人が何らかのアレルギーに罹患している現在、親としては、何とかしてわが子にアレルギーを発症させたくないと考えるもの。まして、親自身がアレルギーで苦しんでいるなら、なおさらその思いは強いはずです。
実は子どもがアレルギー体質になるかどうかは、お母さんの腸内環境に大きく依存していることがわかっています。普段からお母さんが健康で、健全な状態の腸内環境を持っていれば、それが子どもにも引き継がれ、アレルギー発症の確率も低下します。ところが、お母さんに暴飲暴食、偏食の習慣があって、ふだんから便秘がちで、不健康な状態の腸内環境であれば、子どもの腸内環境も悪くなってしまうのです。
そもそもアレルギーは、人間の持つ免疫システムの誤作動が原因で起こりますが、なぜ誤作動を起こすのか、なぜアレルギーを発症することしない子がいるのか、疑問はたくさん出てきます。そこで本書は、科学の知識がない方でも理解できるよう、専門的な免疫と腸内環境の話を漫画、イラストを使ってわかりやすく解説しました。この本でアレルギー発症のしくみが理解できれば、本で紹介した対策法を、納得して実践してもらえると考えたからです。
子どもをアレルギーにしないための対処情報が満載の本書。子どものアレルギーについて悩みをお持ちのお母さんに、そして妊娠中のお母さんに、ぜひ読んで欲しい一冊です。
著者情報古賀泰裕[コガヤスヒロ]
東海大学医学部教授。日本プロバイオティクス学会理事長。1978年九州大学医学部卒業。1984年同大学院医学研究科修了、医学博士号取得。その後、九州大学生体防御医学研究所の助手・助教授を経て、1993年より現職。1998年日本プロバイオティクス学会を設立、以降理事長を務める。専門分野は感染症学、消化器の免疫および細菌学。主な研究テーマは、プロバイオティクスの医療への応用、無菌動物を用いた脳腸相関の基礎研究、オリゴ糖によるアトピー性皮膚炎の治療、などである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)