商品詳細
悲劇の提督への哀悼の念を込めた画期的な評伝
撃墜死として美化された地上での死の淵で山本は何を思ったのか。
賊軍とされた長岡藩の出身、日本海海戦の経験を経て、海軍随一の国際派として対米戦回避を信念としながらも真珠湾攻撃の指揮をとった航空戦略の第一人者の人生の航跡。
山本の無念の心中に哀悼の念をこめて、山本の悲願であった「幻の講和内閣」による終戦の可能性を問う、昭和史研究の泰斗の山本五十六論。
著者情報
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。ノンフィクション作家。評論家。近現代史の実証的研究のために、これまで延べ四千人の人々に聞き書き取材を行っている。2004年、個人誌「昭和史講座」の刊行などにより菊池寛賞受賞。2017年、『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この著者の他の商品・シリーズ
n「戦後」の終焉 80年目の国家論
文藝春秋2025年9月号
昭和陸軍の研究 下
戦後80年 わたしは、この言葉を忘れない
昭和100年×放送100年 音声と写真でよみがえる昭和 戦後編
仮説の昭和史 戦前・日米開戦編 【毎日文庫】
仮説の昭和史 戦中・占領期編【毎日文庫】
保阪正康と昭和史を学ぼう
なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)
昭和陸軍の研究 上
昭和100年×放送100年 音声と写真でよみがえる昭和 戦中・占領期編