商品詳細
75年前、日米激戦のさなか、フィリピンの前線の洞窟で日本語の新聞が作り続けられていた。
死と隣り合わせの兵士たちがむさぼるように読んだ「神州毎日」。
その時、新聞は何を伝え、何を伝えなかったのか。自らも新聞記者となったその子孫が、
その足跡をたどる旅に出る――
プロローグ
第1章 原点
第2章 従軍
第3章 南京
第4章 統制
第5章 暗転
第6章 彷徨
エピローグ
刊行にあたって
関連略年表
主要参考文献
著者情報
伊藤絵理子[イトウエリコ]
1979年生まれ。2005年、毎日新聞社入社。仙台支局、経済部、情報調査部、「開かれた新聞委員会」事務局兼社会部、阪神支局を経て、現在東京本社コンテンツ編成センター勤務。連載「記者・清六の戦争」で、第26回平和・協同ジャーナリスト基金賞・奨励賞と第15回疋田桂一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)