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「安政の大獄」「桜田門外の変」で知られる、大老・井伊直弼。一般的には強権的な政治によって反対派を弾圧したため暗殺された「悪人」のイメージが強いが、地元彦根では、鎖国していた日本を開国に導いた偉人と高く評価されている。彦根で生まれ、育った著者は当然、後者の立場。時代の転換期にあたり、決断力と実行力を発揮した大老・井伊直弼の生涯を綿密に辿り、定説に挑戦することを本書では目指しています。
著者情報
田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年滋賀県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。岩波映画製作所、東京12チャンネル(現・テレビ東京)を経て、フリージャーナリストとして独立。『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』(テレビ朝日系列)では、生放送中に出演者に激しく迫るスタイルを確立し、報道番組のスタイルを大きく変えた。活字方面での活動も旺盛で、共著も含めれば著作は100点を超える。現在もテレビ『激論!クロスファイア』(BS朝日)、ラジオのレギュラー、雑誌の連載を抱える、日本でもっとも多忙なジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)