日本のコロナ対策はなぜ迷走するのか

上昌広倉重篤郎

毎日新聞出版

発売:2021/04/28

発行形態:書籍

ファイル:EPUBリフロー形式/1.7MB

ポイント:360pt

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商品詳細

現政権のコロナ対策は明らかに経済優先・人命軽視で進められ、専門家会議と感染研は官邸の政策に組み敷かれている。科学が政治から独立していないようでは、国民の生活と健康を守るための有効な提言などできるはずがない。しかしこの国では、政府の方針におもねらず、また感染症ムラへの忖度なしに、世界の先端研究に学びつつ真っ当な提言ができる科学者が極めて少ない。著者はその例外的な存在だろう。
昨年11月末に中国武漢市で新型コロナ感染者が報告されて以来、著者は一貫して、感染症業界との利害を断ち切った医学者として、感染拡大に対して具体策を掲げて警鐘を鳴らしてきた。欧州各国の最新研究、情報を吸収しながらコロナへの疫学的、病理学的解析を深めてきた。
本書は、著者が満を持して発信する、日本のコロナ対策への全面的な批判であり、知り得る限りのコロナ最新情報であり、コロナとのあり得べき向き合い方である。情報は、各国の研究者と強いネットワークを持ち、山中伸弥と並んで海外論文を最も読み込んでいると思われる著者による充実したもの。コロナの感染様式からマスク装着の効果に至るまで、エビデンスに基づいた最新の生活情報が盛り込まれることになる。
倉重篤郎が中心となって著者に聞き取りをし、それをまとめて編む。ツイッターのフォロワーは5.9万人。

【目次】
第1章 「日本1人負け」の深層――現状を知り、必要なことを考える
1 コロナと共存する数年間のために
2 「日本1人負け」と不良債権処理の失敗の共通点
3 インフルとコロナ、そして無症状社の検査権

第2章 PCR不拡大の闇――感染症ムラを暴く
1 世界に逆行するPCR不拡大
2 731部隊の亡霊――専門家会議と感染研
3 戦犯は誰か?医系技官の罪と罰

第3章 なぜ私は批判するのか――医師としての原点から
1 我が医師としての原点――東大闘争とオウム事件
2 3・11学んだこと、そして医師の使命

第4章 コロナウィルスの謎を解く――最新情報と必須の対策
1 ワクチンに過剰な期待は禁物
2 コロナ時代への提言

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著者情報

上昌広[カミマサヒロ]
1968年生まれ。特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所理事長。1993年東京大学医学部卒業。1999年同大学院修了。医学博士。虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の診療・研究に従事。2005年より東大医科研探索医療ヒューマンネットワークシステム(後に先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し、医療ガバナンスを研究。2016年3月退職。4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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