初老耽美派よろめき美術鑑賞術

高橋明也冨田章山下裕二

毎日新聞出版

発売:2020/03/26

発行形態:書籍

ファイル:EPUBリフロー形式/11.5MB

ポイント:12pt

¥1,400( 本体 ¥1,273 )

商品詳細

※電子版に口絵は含まれておりません。

美術館の巡り方・作品の見方から、おっぱいとエロの真剣考察まで。
ゆる~くて限りなく深い!
初老3人が語るアートを楽しむ極意とは?

名画・名作を堪能したい!と思っても、人気の展覧会はどこも激混み。意外に初老のカラダにはきついもの。加えて、いまさら熱心に美術の“お勉強もつらい……。そんなお悩みを解決する1冊。仲良し美術史家3人によるユニット「初老耽美派」が常設展をめぐって楽しみ方を紹介!ベテランたちがたどりついた美術鑑賞の極意とは?読めば、「美術ってこんなに気軽に楽しんでいいんだ!」と目からウロコ。さっそく美術館、博物館に出かけたくなるはずです。

第1章いくつになっても美術館に行きたい!
当たって、うれし恐ろし企画展
三重苦の初老にやさしい常設展
「見るもの」「見ないもの」を決める見るための「武器」、老眼鏡
トイレ探しは「初老」の一大事
忘れ物にご注意
忘れ物より困る「お持ち帰り」とは
語り合いを楽しむか、ひっそりと鑑賞するか
映像は脳みそへ、言葉は忘却の彼方へ

第2章巨大博物館を攻略する
常設展のひそかな楽しみは
40年たっても新発見がある「蔵の深さ」
無事に帰りたかったら、欲張るべからず
日本古代の美はかわいい!?55
国宝と一対一で向き合える贅沢な部屋
日本人は昔むかしからフィギュア好き
水墨画を見るポイントはおもしろいかどうか
再評価される明治の超絶技巧
高村光太郎は明治工芸凋落の根源

第3章にぶった感性を刺激する
日本の近代美術はおもしろい
戦争画からわかる画家の底力
若き日の記憶を刺激する作品
新しい才能に出会い、来し方行く末を想う
会いたい人に会いに行く
初老たちよ、「無駄」を愛せ

第4章おっぱいとエロとエロスの話
おっぱいは美術鑑賞の母!?
全裸はエロか、はたまたエロスか?
性を笑い飛ばす日本のおおらかさ
色気についての初老の主張

第5章アートは結局「好き」「嫌い」
「絶対的名作」の呪縛をぶっとばせ!
眠ってしまった「好き」の感情を掘り起こす
「好き」「嫌い」の感覚を鍛える
ぼくらは応援団にすぎない
溶けていく「初老」の自我
知らないことは財産だ!

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著者情報

高橋明也[タカハシアキヤ]
1953年東京都生まれ。美術史家。三菱一号館美術館館長。東京藝術大学大学院修了。国立西洋美術館、オルセー美術館準備室などを経て、現職。専門はフランス近代美術。2010年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章

冨田章[トミタアキラ]
1958年新潟県生まれ。美術史家。東京ステーションギャラリー館長。慶応義塾大学卒業、成城大学大学院修了。財団法人そごう美術館、サントリーミュージアム“天保山”を経て、現職。専門はフランス、ベルギー、日本の近代美術

山下裕二[ヤマシタユウジ]
1958年広島県生まれ。美術史家。明治学院大学文学部芸術学科教授。東京大学大学院修了。室町時代の水墨画の研究を起点に、縄文から現代まで幅広く日本美術を論じる。現代アーティストの新しい才能の発掘にも精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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