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男はなぜ闘うのか? 私は何と闘うのか?
ひとりのジャーナリストが、身をもって経験した 「男らしさ」の意味。
女性として生まれた著者。しかし心の性と体の性が一致せず、30歳の時に男性になる。ただ、外見は男性になったものの、社会で「男らしく」行動するとはどういうことか、かえって悩むことに。そこで、最も男らしいとされているボクシングの世界を見ることに決め、アマチュア・ボクシングのチャリティーマッチに思い切って応募する。「男らしさ」、そして「男性」とは何なのか? 男性としても、ボクサーとしてもまだ歩き始めたばかりの自己を見つめたノンフィクション。
著者情報
マクビー,トーマス・ページ[マクビー,トーマスページ] [McBee,Thomas Page]
ジャーナリスト。ウェブマガジン「クォーツ」編集部を経て、LGBTQに関するウェブマガジン「ゼム」編集部に。著書『Man Alive』でラムダ賞受賞。『トランスジェンダーの私がボクサーになるまで』はベイリー・ギフォード賞、ウェルカム賞にノミネートされる。本書の取材で、マディソン・スクウェア・ガーデンで行われたボクシングのマッチで闘った最初のトランスジェンダーの男性となる。現在、ニューヨーク市立大学大学院でジャーナリズムの講座を持ち、放送作家としても活躍している
小林玲子[コバヤシレイコ]
1984年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。早稲田大学大学院英文学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)