商品詳細
2019年6月、突如としてFacebookが発表したデジタル通貨「Libra(リブラ)」計画。
実現すればドルを凌駕する巨大通貨圏がネット上に誕生することになる。
ビットコインなど、従来の仮想通貨との決定的な違いとは?
警戒心をむき出しにする米国政府・各国中央銀行は何を恐れている?
プラットフォーマーの金融進出に、銀行・金融機関はどう立ち向かうのか?
米中による「未来のマネー」の覇権争いの行方は?
リブラ計画が潰れても、第2、第3のリブラが生まれる?
金融史上最大の創造的破壊(ディスラプション)を、日本の第一人者が解説する。
はじめに――リブラは救世主か悪魔か
第1章 世界に衝撃を与えたリブラ計画
第2章 デジタル通貨2・0時代の幕開け
第3章 プラットフォーマーの進撃
第4章 リブラは銀行制度を破壊するのか
第5章 中央銀行と国家に挑戦するリブラ
第6章 リブラは米中通貨覇権戦争の引き金に
第7章 2025年の金融予想図
おわりに
著者情報
木内登英[キウチタカヒデ]
1963年生まれ。1987年早稲田大学政治経済学部卒業、同年野村総合研究所入社。一貫して経済調査畑を歩む。1990年野村総合研究所ドイツ(フランクフルト)、1996年野村総合研究所アメリカ(ニューヨーク)で欧米の経済分析を担当。2004年野村證券に転籍し、2007年経済調査部長。2012年7月~2017年7月、日本銀行政策委員会審議委員。現在、野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)