商品詳細
1871(明治4)年、江戸幕府からの留学生であった中村正直によって翻訳出版された『西国立志編』は、当時の人々の大反響を呼び、明治期だけで100万部を突破するベストセラーとなった。その後、現在までは、『自助論』として、多くの働く人に愛読されてきた。そのもともとの原題は、「セルフ・ヘルプ」である。本書は、この不朽の名著を、原本に忠実に完訳したものである。この、「セルフ・ヘルプ」の内容は、教訓的ではなく、極めて現実的なもので、著者のスマイルズが、「良く生きた人の実例」をおよそ300事例取り上げた、ケーススタディ集である。特に、生きる中で誰もが突き当たる、「つらいとき、苦しいとき」にどう考え、いかにしてそこから脱出したか、その努力の有様を描くことに心を配っている。時代が名実共に変わろうとしている今、あらためて、心静かに読んでほしい、新たな完訳である。
著者情報
スマイルズ,サミュエル[スマイルズ,サミュエル] [Smiles,Samuel]
1812年、英国、スコットランド生まれ。医師となりエディンバラで開業。後に著述家となる。1904年没
金子一雄[カネコカズオ]
1954年生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。翻訳家。2015年逝去
藤永二美[フジナガフミ]
香川県出身。明治大学文学部(日本文学)卒業後、大手流通企業に就職。東南アジアへの事業展開に携わる傍ら、翻訳学校の夜間コースでジャーナリズム翻訳を学ぶ。出産のため退職後もノンフィクションを中心に翻訳修業を続け、翻訳学校のインストラクターを務めながら、法律翻訳も学ぶ。2001年から14年間、法律事務所で秘書兼翻訳として勤務。現在、自宅で翻訳業に専念。専門は法律翻訳(英和・和英)。バベル翻訳大学院講師、英国認定パラリーガル協会海外会員、日本翻訳連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)