エドワード・ルトワックの戦略論

エドワード・ルトワック武田康裕塚本勝也

毎日新聞出版

発売:2014/08/01

発行形態:書籍

ファイル:EPUBリフロー形式/5.2MB

ポイント:26pt

¥2,860( 本体 ¥2,600 )

商品詳細

“汝、平和を欲するなら、戦いに備えよ
軍事戦略論の世界的名著ついに完訳!

日本人にとって最高のバイブル
──野中郁次郎氏(『失敗の本質』共著者/富士通総研理事長)

「平和を欲すれば戦争に備えよ」という逆説に込められたメッセージほど、現在
の日本で軽んじられているものはない。未来の戦争に備えるには戦略と戦争の研
究が欠かせないが、戦略に普遍的に作用する「逆説的論理」を解き明かし、戦争
のリアリティーに迫るこの名著は、現代の日本人にとって最高のバイブルとなろう。

戦争に関する卓越した洞察力
──西原 正氏(平和・安全保障研究所理事長/元・防衛大学校長)

当代最高の戦略思想家ルトワック博士は、戦争に関する卓越した洞察力をもとに
戦略の逆説性を説く。国連平和維持部隊は戦争を長引かせるだけだとの主張は、
常識を適用すると望まぬ結果をもたらすという逆説的分析で鋭い。著者はまた、
中国が2008年の世界金融危機を乗り切ったことで自己抑制を怠り、「G2」を目指
すが、それは逆説的に幻想だと指弾する。日中対立時代の今日、日本人にとって
も貴重な示唆である。

本書は、戦略研究の第一人者であるエドワード・ルトワック博士の代表的著作、
Strategy: The Logic of War and Peace (Belknap Press of Harvard
University Press, First edition, 1987. Revised and enlarged edition,
2001.)の全訳である。すでに中国、韓国、フランス、ロシア、トルコ、イタリ
ア、ドイツ、エストニアなどで翻訳され、現代の古典的名著として世界中の読者
を魅了してきた本書を、遂に日本の読者にも御披露目できることは、訳者二人に
とってこの上ない喜びである。(訳者あとがき)

第1部 戦略の論理(戦争における逆説の意識的活用 行動の論理 効率性と成功の極限点 反対の一致)
第2部 戦略のレベル(技術レベル 戦術レベル 作戦レベル 戦域戦略―その一・軍事作戦と政治的選択 戦域戦略―その二・攻撃と防御 戦域戦略―その三・阻止攻撃と奇襲攻撃 非戦略―海軍、空軍、核戦力 戦略的エア・パワーのルネサンス)
第3部 最終結果―大戦略(大戦略の射程 武力による誘導 戦争における調和と不調和 戦略は有用か)

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著者情報

ルトワック,エドワード・N.[ルトワック,エドワードN.] [Luttwak,Edward Nicolae]
歴史学者。ワシントンD.C.の大手シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)シニアアドバイザー。1942年、ルーマニア生まれ。イタリア、英国で育つ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学び、1975年にジョンズ・ホプキンス大学で博士号取得。専門は軍事史、軍事戦略研究、安全保障論

武田康裕[タケダヤスヒロ]
防衛大学校教授。1956年、愛知県生まれ。北海道大学法学部卒業。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。1988年、世界平和研究所研究員。1991年、ハーバード大学国際問題研究所客員研究員。2001年から現職。専門は国際政治学、体制変動論、東アジア安全保障論

塚本勝也[ツカモトカツヤ]
防衛研究所主任研究官。1973年、大阪府生まれ。筑波大学卒業。青山学院大学大学院修士課程修了。タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士課程修了、同博士候補。2000年より防衛研究所勤務。専門は安全保障論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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