商品詳細
全国から反響続々の経済事件ノンフィクション。
電子版発刊にあたり、書き下ろしの<特別章>、郷原信郎弁護士との<巻末対談
>を新たに収録!!
*佐藤真言氏は6月30日に最高裁で上告が棄却され、懲役2年4ヵ月が確定。
「私は刑務所に入ることなどしていない! 」
“粉飾詐欺で懲役2年4ヵ月―最高裁で争う元銀行員が明かす、この国の検察、
裁判所の矛盾。
粉飾決算に手を染めざるをえない中小企業の現実に、真正面から踏み込んだ問題
作。
郷原信郎弁護士推薦! !
今まさに上告審を争う厳しい状況の中で、一人の市民が実体験を基に書き下ろし
た、経済事件ノンフィクション。取調室における特捜検事との会話からは、粉飾
決算に手を染めざるをえない日本の中小企業の実態と、事件を組み立てる検察の
“独善的な論理とのズレがありありと浮かび上がる。
第1章 疑われたコンサルタント(検事との攻防 ガサ入れ ほか)
第2章 銀行員時代(さらばメガバンク 北の大地で ほか)
第3章 中小企業の社長を支えて(野戦病院の中へ 財務部長との確執 ほか)
第4章 逮捕(エス・オーインクへの捜査拡大 石塚健司との出会い ほか)
第5章 奪われた日常(保釈されて 執行猶予が当然 ほか)
著者情報
佐藤真言[サトウマコト]
1972年大阪府生まれ。北海道大学法学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)退職後、経営コンサルタント会社に勤務。取締役在職中の2011年、「中小企業に粉飾決算を指示し、銀行から不正に融資を引き出した」として、東京地検特捜部に逮捕、起訴される。2012年、東京地裁で懲役2年4ヵ月の実刑判決を受ける。高裁では控訴棄却、最高裁第一小法廷に上告中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)