内容説明
ひきこもり新人作家は気づいた。辛い現実を前に立ちすくみ、ダメ人間ロードを突き進む自分を変えるには「超人」になるしかないのだと――女神のごとく降臨した脳内彼女レイちゃんと共に、進め超人への道!! 電子版特典著者が自作について語る「電子版あとがき」収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
14
滝本竜彦自身の人生をセルフパロしたルサンチマンからの脱却,「超人」になるためのエッセイ風ストーリー。引きこもり,ハゲ,ED,幻覚マッシュルームとダメ人間街道まっしぐらの滝本が唯一頼りにしていた脳内彼女レイの助けを受けながら人間彼女を手にし超人になろうとするんだけど、これはどこまでが現実でどこまでが虚構?間に実際を思わせる写真が挟まれてるのでどっちが本当か狭間で揺れながら読み進めたけど、相当にイタイなw自分の行動,存在の正当化、脳内彼女レイをあれほど昇華させるのはある意味神ががってるわw2015/01/11
miroku
11
痛い。ひたすら…痛い。2013/02/08
メルキド出版
10
編集者村上が滝本につけるキャッチコピー「二十一世紀の太宰治」。これは滝本に留まらずあらゆる「おしまい人間」に捧げられた励ましの言葉だろう。およそ20年前の作品であるが小説的強度は失われていない。けっして「絶望ごっこ」(宇野常寛)ではない。かといって「ほんとうに痛い」生真面目さでもない。幻想の月を信じるリアリストの強かなライフログであろう。2022/10/25
片瀬
6
雲行き、怪しいですねえ…。『NHKへようこそ』で有名な滝本竜彦さんの脳内彼女率いる妄想ぐるぐるエッセイ。全体的に軽快な語り口で面白仕立てなのですが、それがかえって躁鬱(?)なんじゃないか、と思わせて危険でなりません。はあ…。ひきこもり、大学中退など身内に同じような境遇の人が居るので、より一層この人には頑張ってほしいなと思いました。でも、まあ、今から10年も前の本ですから、この妄想ぐるぐる生活がどうなってるかなんてわかりませんが。2013/12/20
harass
6
NHKへようこそを書いた後に何も書けなくなった著者がリハビリ?として書いたエッセイ。といっても虚実が入り乱れる。正直軽い鬱病のように思える。個人的に思い当たる節が多くて参った。全てをさらけ出すオタクの過去は痛くてしょうがないが「あるある」感覚なのだろうか。類型的なんだよなとつくづく思う。表現力の差はあっても。太宰の墓は一度行ってみようと思った。。2013/03/19
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