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内容説明
江戸から京都、大坂、そして土佐へ
土佐へ帰郷する竜馬とそのお供の寝待ノ藤兵衛。
道中、彦根藩・井伊直弼の手下から命を狙われていた三条実万卿の家臣・水原播磨介を助けたことで、京都で大立ち回りをすることになった二人。
その後播磨介から託された手紙を三条家に届けに行くことになったり竜馬は久々にお田鶴様との再会を果たす。
色々あった旅も終わり、故郷へと戻ってきた竜馬、そこは武士の身分制度が厳しい窮屈な場所・土佐。
坂本竜馬の奇跡の生涯を『コウノドリ』の作者・鈴ノ木ユウが描く大河コミック第7巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
39
司馬遼太郎原作の名作をマンガ化。竜馬の一の子分を名乗る藤兵衛の暗躍。こいつはただの盗賊ではない。そして、土佐の身分格差が悲劇を生む。★★★★☆2024/02/21
魅乃乎minoco19860125
26
いつも飄々、天真爛漫のお調子者の藤兵衛も職業柄泥棒なだけに、ただ単にそれだけの顔があるわけじゃなく、時に冷淡に冷徹になったりするんだな、と思った。人間描写が良いね。2024/02/24
かなっち
5
坂本竜馬の奇跡の生涯を描く、幕末大河コミック第7巻。殺されたかと思っていた播磨介が無事でホッとすると共に、藤兵衛の機転と豪胆さに感心しきりでした。と書きつつ、目的のためなら殺しも厭わない、冷淡さは恐ろしくもなりますが。そして、寺田屋の女将の言葉が竜馬の未来を案ずるようだと思っていたら、やっぱり時代は彼を改革者へと導くようですね。故郷へ帰った竜馬を待っていたのは激しい身分格差で、その事が生んだ身内の悲劇に正義感溢れる彼なら、きっと我慢できずに立ち上がることでしょう。「土佐なんぞ糞以下じゃ」…全く同感です。2024/03/29
トシヒーロー
4
土佐に帰る際の彦根藩士との道中にも事件に巻き込まれる竜馬だがカッコ良さとコミカルさが今回も良い。土佐に帰り着くも身分制度がやはり土佐の発展の足枷だったのではと思わざるを得ない。池田が鬼山田にやられたと言う事で次巻上士と郷士の争いが始まる。まだまだ先は長い。2024/02/22
KDS
3
土佐への帰郷の道中で道連れとなった三条家の家臣・水原播磨介は、彦根藩の井伊直弼からの追手に命を狙われていた。寝待ノ藤兵衛は策略でこの追手を殺害する。その事から藤兵衛は目明かしの文吉に目をつけられ、播磨介は京都西町奉行所の渡辺金三郎に捕縛されてしまう。目明かしの文吉と渡辺金三郎…後に岡田以蔵に斬られることになる二人じゃなかったっけ…?その後藤兵衛とも別れ土佐に戻った竜馬は、他藩よりも身分差の激しい土佐の実状を思い知る。そして土佐を揺るがす事になる、山田弘衛と池田寅之進の弟・忠一郎の刃傷事件が引き起こされた!2024/02/23