怪異を歩く

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怪異を歩く

  • 著者名:一柳廣孝/今井秀和
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2023/08発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787292384

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内容説明

心霊スポットやタクシーの幽霊など、怪異が現れる場所や空間、それらと移動することとの関係性を明らかにする。人が空間を移動する、土地から土地へと旅する、その際に立ち現れる怪異を私たちはどう受け止めてきたのか。また、近代の都市化とともに強く意識されるようになった故郷や地方に深く関わる怪異とは何か。

評論家・東雅夫へのインタビューを筆頭に、怪談、『鬼太郎』、妖怪採集、イタコ、名古屋のオカルト、心霊スポット、幽霊タクシーなどの怪異を掘り起こし、恐怖と快楽の間を縦横に歩き尽くすシリーズ第1巻。

シリーズ概要
幽霊、妖怪、心霊現象……時代や場所を超えて人々を惑わし、恐怖を与え、崇められ、ときには消費・快楽の対象にもなる「現実にはありえない現象」を「怪異」と定めて、怪異から時代や地域特有の文化的感性を照らし出すシリーズ全3巻。

目次

はじめに 一柳廣孝

第1章 怪異を旅する:東雅夫インタビュー 聞き手:今井秀和/大道晴香

第1部 往く人、来る人

第2章 旅を棲家に、夢は枯野を……――江戸の客死と怪談 今井秀和
 1 異国人の幽霊
 2 旅先で死ぬということ
 3 幽霊ニ足ノ有ルコト
 4 唐に死す、大宰府に死す
 5 江戸の旅人と客死
 6 異郷と故郷と道中と
 7 客死の妖怪「ヒダル神」
 8 道中という〈非・日常〉

第3章 地方を旅する鬼太郎――怪異が生じる場所を求めて 清水 潤
 1 調布で生まれ育った鬼太郎
 2 地方へと旅立つ鬼太郎
 3 紅衛兵に追われた妖怪たち

第4章 「妖怪採集」のすすめ――日常を拡張するまなざしの獲得に向けて 市川寛也
 1 書を携えてまちに出る――あずき洗い橋を求めて
 2 歩く人のまなざし――テキストからの解放
 3 路上の発見者――妖怪の考現学
 4 まちで見つけた妖怪たち――隅田川妖怪絵巻の活動を通して
 5 聞き手から語り手へ――泪橋のことだま返し

第2部 異郷と故郷

第5章 蔵の中の近代――『会津怪談集』と妖怪博士 伊藤龍平
 1 『会津怪談集』について
 2 対比される近世と近代
 3 安部佐市という個性
 4 妖怪博士・井上円了との対峙

第6章 土地の神が〈怪異〉になるとき――泉鏡花「山海評判記」から 富永真樹
 1 「山海評判記」の〈怪異〉と白山信仰
 2 柳田国男の「学問」
 3 土地の神が結ばれるとき

第7章 岡本太郎とイタコ――「神秘」というまなざし 大道晴香
 1 《イタコ》ブームと岡本太郎
 2 「神秘」というまなざし
 3 「神秘の世界」としての東北

第3部 ここではない場所

第8章 尾張名古屋、魔の往く道――都市空間のなかのオカルト街道 小松史生子
 1 名古屋城下の妖怪屋敷
 2 名古屋城脱出ルートとオカルト街道の出現
 3 魔が駆け抜ける道――都市伝説と交通

第9章 よみがえれ、心霊スポット 広坂朋信
 1 人はなぜ心霊スポットに行くのか
 2 江戸時代の心霊スポット探訪記
 3 心霊スポットとはどんな場所なのか
 4 心霊スポットの危機

第10章 幽霊はタクシーに乗る――青山墓地の怪談を中心に 一柳廣孝
 1 幽霊が乗るもの――馬から自動車へ
 2 青山墓地という場所
 3 幽霊はタクシーに乗る

おわりに 今井秀和/大道晴香

 

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