講談社文庫<br> まりも日記

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講談社文庫
まりも日記

  • 著者名:真梨幸子【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2023/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065317846

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内容説明

真梨幸子が放つネコミス登場!
人を魅了してやまない猫たちに惑わされた愚かな人間の行く末、そして猫たちのその後--。

第一話 まりも日記
第二話 行旅死亡人~ラストインタビュー~
第三話 モーニング・ルーティン
第四話 ある作家の備忘録
第五話 赤坂に死す
最終話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

63
猫に人生を狂わされた人々の顛末と猫たちの猫(にゃん)生が描かれる不思議な物語。面白いけど帯の「戦慄のネコミス!」とは少し言いすぎな気が・・・。46歳、年収200万以下の貧乏な女性がブリティッシュショートヘアの"まりもさん"に一目惚れをして彼女を手に入れた時から女性とまりもさんは数奇な運命を辿っていく。他にも猫に救われた人、猫のために殺された人と様々な人々が猫に人生を翻弄されるが、猫たちもそんな人々を横目にしっかりふてぶてしく生き抜いていく。グレーでもふもふ、ゴールドの眼のまりもさんに少し会ってみたい。2023/07/05

kei302

50
角田さんのトトと比べるのもあれですが、まりもさん、独特のオーラがあります。お金のかかるオンナ まりも! 借金しながら猫を飼う、さらに、多頭飼いに発展! ニャンゲル係数200%小説。ヒサンです。2023/11/12

mayu

37
表紙の猫と似ているグレーの猫、まりもとモナミという二匹と共に真梨さんは暮らしている様で作中にも同じ名前の猫が出てくる。事故物件や間に挟まれる猫目線、猫と出会い翻弄されていく作家の話が描かれていて、フィクションだけどノンフィクションの部分もありつつな不思議な塩梅の作品だった。いつもよりも嫌な感じは薄めだけど、突飛に人が死ぬ様子はなんとも真梨さんらしい一冊だった。2023/06/20

千穂

31
図書館で借りた単行本にて読了。真梨さんネコ好きなんだな〜まりもとモフモフのようにネコ同士おしゃべりしているのかも〜2023/08/17

うさうさ

24
猫を飼ったことで人生を狂わされた人たちと、ニャン生(猫生)のお話。猫のお話はほっこりするのに、やはり著者が描くと後味の悪いミステリになってしまうのね。 新鮮な感じでとても面白かった。 2023/07/13

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