講談社文庫<br> PK 新装版

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講談社文庫
PK 新装版

  • 著者名:伊坂幸太郎【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 特価 ¥357(本体¥325)
  • 講談社(2023/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 90pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065303009

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内容説明

人は時折、勇気を試される。
落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。
その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立つ。
勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくる。
三つの物語を繋ぐものは何か。
読み解いた先に、ある世界が浮かび上がる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぴ〜る

24
再読。やっぱり伊坂幸太郎ワールドだなって思う。私がふと考える永遠に答えが出ないようなこと、正しいのか正しくないのか同じところをグルグル回ってしまうような感覚がそのまま描かれているような。。。うまく表現できないけれど何かがストンと心の中に収まるような感覚。。。2023/04/15

MINA

18
9年前に読んだ以来の、新装版での再読。うーん、分からん!大森望の解説でようやく少しはこの短編集の成り立ち等々理解出来たけど。要は一つ目と二つ目を別々の話で掲載し、成り立ちが似てるので三つ目で無理矢理SFとしてこじつけたような感じなのかな。行きつ戻りつ、何度も違和感や矛盾を確認し伏線回収かと期待するもちょっと私にはどういうことか完全には分かりかねたや。でも「勇気は伝染する」てのは好き。少し、背中押される感があった。全体としては混乱してしまって話を摑みかねたけど、伊坂幸太郎節満載なので要所要所では愉しめた。2023/05/12

ほんどてん

8
「PK」「超人」「密使」の中編三編からなる一冊で、繋がりがありました。PKというタイトルには、サッカー用語と超能力に関する意味が含まれているというところにも、なるほどと思いました。よし、繋がった!とラストでスッキリしたと思ったのですが解説を読んだら、そうすると年齢にズレがあることがわかったり。確かに解説を読んでから再読するとまた違う部分が見えてくると思いました。初読で全部が見える方は流石だと思います。2023/03/23

9分9厘

7
本編読了後、解説を読んでの答え合わせで何粒も美味しい読書でした。 人には時折、勇気を試される瞬間が訪れる。私にも有ったのか?これからやって来るのか?わたしの判断は世の中を変えるようなことではきっとないけど、密かに胸を張れるものでありたい。「臆病は伝染する。そして勇気も」コロナで苦しんだ今、今度は勇気や希望が伝染してほしいものです。2023/05/12

慎次

4
解説読んで、ようやく理解できました。そういうことだったんですねぇ。今すぐではないけど、いつか再読してみよう。2024/03/20

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