角川書店単行本<br> 東大に名探偵はいない

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角川書店単行本
東大に名探偵はいない

  • ISBN:9784041125892

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内容説明

収録作
「泣きたくなるほどみじめな推理」 市川憂人
1995年、憧れの従姉を失った私は、彼女の痕跡を探すため東大の文芸サークルに入った。

「アスアサ五ジ ジシンアル」 伊与原 新
地震研に突然届いた1枚のはがき。虹で地震を予知したという「ムクヒラの電報」との関連は。

「東大生のウンコを見たいか?」 新川帆立
東大卒のミステリ作家・帆立は、親友リリーとともに農学部で起きたウンコ盗難事件の犯人を探す。

「片面の恋」 辻堂ゆめ
五月祭の準備中、クラスメートの熱烈な恋を一瞬にして冷めさせた「片面」の意味とは。

「いちおう東大です」 結城真一郎
美しく完璧な妻がまっさきに提示した新居の条件は、「東大が見えるところ」だった。

「テミスの逡巡」 浅野皓生 (東大生ミステリ小説コンテスト大賞受賞作)
卒業生の医師を取材した学生メディア「UTディスカバー」のもとに、彼は人殺しだという告発状が届く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

275
東大出身作家による東大をお題としたアンソロジー、オススメは、新川帆立の「東大生のウンコを見たいか?」& 結城真一郎の「いちおう東大です」です。 https://kadobun.jp/special/todai-mystery/2023/02/10

麦ちゃんの下僕

175
東大出身の作家陣による“東大縛り”のユニークなアンソロジー。市川憂人さんは僕と同学年なんですね!あの忘れもしない「1995年」の物語…実に感慨深かったです。伊与原新さんは“地震予知”にまつわる話…何だか切ないですね。新川帆立さんのは…実は強いメッセージが込められた“社会派”なんですけどね…とにかく「ウ◯コ」のインパクトが(笑) 辻堂ゆめさん&結城真一郎さんのは、どちらも「東大生」という“人種”そのものがテーマで興味津々!そして、ラストの浅野皓生さん…現役生が一番“硬派”なのがいかにも東大らしいですね(笑)2023/03/09

モルク

136
東大卒(院のみを含めた)若手6人の作家さん(あっ、ひとりは現役生)による東大を絡めたミステリーアンソロジー。東大出というと、いろんな意味で注目を集める。尊敬、あこがれ、そして妬み。何かをやれば東大だから、ミスをすれば東大なのに…明るかったりフランクだったりすると東大ぽくない…ましてや女子は東大差別を受けたりする。そんなことを交えながら繰り広げられる話も興味深かった。現役東大生の浅野さん、これがデビュー作とか、今後が楽しみな作家さんの登場は嬉しい。2023/05/08

美紀ちゃん

129
東京大学出身6人のアンソロジー。 6人中5人はわかるけど、浅野さんて? と説明を読んだら現役東大生だった!え?在学中?すごい。 伊与原さんの話が1番好き。 新川さんの話は、もうすごい!2023/04/12

machi☺︎︎゛

107
東大卒生と東大生によるアンソロジー。軽く読めるミステリから青春を感じるミステリまで多岐にわたり面白かった。特に新川帆立さんの「東大生のウンコを見たいか?」には度肝を抜かれた。いい意味でクセ強い作家さん揃いでこれ一冊でお腹いっぱいになった。2023/05/07

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