中公文庫<br> 新版 嵐の中の北欧 抵抗か中立か服従か

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中公文庫
新版 嵐の中の北欧 抵抗か中立か服従か

  • 著者名:武田龍夫【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 中央公論新社(2022/09発売)
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  • ISBN:9784122072619

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内容説明

激動の第二次大戦中、独ソの狭間で、北欧の小国はいかに生き延びたか。大国ロシアに対し勇壮な抗戦を繰り広げたフィンランド、ドイツに屈辱的な譲歩を重ね中立を保ったスウェーデン――その地政学的重要性によって大国に翻弄され続けた北欧四国の苦闘の歴史を、『物語 北欧の歴史』の著者がドラマチックに綴る。〈解説〉岡崎久彦〈新版解説〉大木 毅

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しげ

24
他人事では無く「ひと時の平和」読後、現在の世界をそんな風に感じてしまいます。本書で主に取り上げられている1900年以降から現代、ロシアは現在も変わらず大戦のトリガーを握ってます。取り巻く北欧各国は現在同様、厳しい外交と急遽の選択を迫られ多くの血を流し今が有り、現在と何も変わらないと感じます。子供はたくさん病気をし抗体を獲得していきます。その時代を幼少期と考えれば現代世界は人の成人期になっている筈ですが…「今の時代に…」と言う人が居ますが、世界も人も何も変わってないと思える。2022/11/19

Ex libris 毒餃子

5
地名表記が英語なのはなんなのだ2025/04/05

Fumitaka

5
「第二次世界大戦中の北欧と中立政策」といった感じ。今更ながら流れを整理していただきありがたい。アメリカのグリーンランドおよびアイスランド占領についてはHoI2で知っていたが経緯を知らなかったので勉強になった。フィンランドとの交渉で意外にソ連が譲歩している(p. 32)とか、ソ連側の懸念も理解できない訳ではない(p. 50)などの情報も触れられている。ただ「イタリー」はまあ昔の本なのでともかく、「ノールウェー」「オスロー」というあまり見ない表記を採用しつつ「ペーター大帝」(p. 45)は何とかならんのか。2023/03/04

熱東風(あちこち)

4
北欧。名前こそ時々耳にするが、どういう国なのか全く知識がなかったのでとても興味深く読めた。/この時代の北欧諸国は、南からヒトラー率いるドイツ第三帝国による侵略、東から共産主義国家・ソ連のプレッシャーという両巨大勢力に挟まれており、完全中立が非常に難しい立場にあった。一口に北欧4国と言っても、従属、中立、面従腹背…と各国、選んだ道は異なる。右往左往、右顧左眄…それぞれの生き様が実に興味深い。/純粋な解説本ではなく、小説っぽい味付けというかやや砕けた切り口の文体なので読みやすくとっつきやすかった。2023/08/28

Shinya Fukuda

2
中立とか平和主義という外交方針は魅力的なものである。しかし強力な国防組織を持たないそれは机上の空論に過ぎない。国家は自らの手で守らないと誰も守ってくれない。そして外国に支配された国は自由も何もない隷属下に置かれてしまう。これが国際社会の現実だ。そのことを書いてあるのがこの本である。先ずソ連と冬戦争を戦ったフィンランド。その後第三帝国の支配も受けることになる。中立を守ったとされるスウェーデンだが第三帝国に国内通過を許し兄弟国を見殺しにしたとされる。デンマーク、ノルウェーは苛烈な支配を受けるが勇敢に抵抗する。2023/03/11

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