死に方がわからない

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¥1,815
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死に方がわからない

  • 著者名:門賀美央子【著】
  • 価格 ¥1,815(本体¥1,650)
  • 双葉社(2022/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575317428

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内容説明

自殺マニュアルではありません。「ひとりっ子親なし配偶者なし子なし」のひとり暮らしが増えている昨今、若くても、親兄弟がいても、いつなんどき部屋で倒れたり不幸にも亡くなってしまうという、孤独死ならぬ孤立死をしてしまうかわかりません。本書は、現代のおひとり様が、いかに他人様に迷惑をかけず、部屋で腐らず、綺麗に人生を閉じるかを、実例を挙げながら指南する”実用エッセイ”。物騒なタイトルとは裏腹に、ユーモア溢れる文章なので、楽しく読めるうえにいつの間にか知識が増えていきます。垣谷美雨氏推薦!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

140
満点とは言えないまでも、取り敢えず何とか生きている今だから・・沢山のわからないに正面から取り組むのは有りだとは思う。とは言っても私は90過ぎの母を彼岸に送り出すまでは、いつ死んでもいいとは言えない。孤立死はいやだけど孤独死は望むところではあるが。夫と息子はいるけれど、ボッチならないとは言えない。何が起こるかわからないのが人生だものね。面白く読んで分かった気になっても、多分いろんなことにバタバタ・あたふたするはずの私。でも、出来るだけ潔く自分の人生は片づけたいなぁ。2024/03/19

レモングラス

93
家で一人でいる時に倒れて動けなくて救急車を呼ぶこともできず、子どもの幼稚園のお迎えにも行けず連絡もできず困ったと30代の友人が言っていた。知人の60代のシングルの女性は入院の保証人などで困ったと。兄弟姉妹や子ども夫婦と疎遠な人も多い。これからは一人世帯もどんどん増える。何となくは考えてはいても解決策というほどのものもないが、何かあった時の対処法や助け合える関係について、もう少し具体的に考えておこうと思わせてくれました。アラフィフの著者がいろいろ考えて調べてみてのエッセイ。2024/03/20

pohcho

63
独身、子なし、きょうだいなし。アラフィフのフリーライターが人生の終りについてあれこれ考えるエッセイ。著者の暮らす横須賀市の「わたしの終活登録」は素敵。他の自治体にも広がればいいのに。単身者の死後、遺骨のひきとり手が見つからない原因はスマホに納得(ロックがかかってて中が見られないから)。葬儀も永代供養もしてもらえるから、大学への献体が人気すぎて余っているというのはびっくり(世知辛い・・)。地域新聞を購読する、老後資金の資産運用などの軽めの話題もあり。読みやすくてためになるエッセイだった。2023/06/29

nyaoko

62
面白かった。びっくりするくらい良かったし、為になった。これはいい。既婚で子持ちの私であるが、同年代の友達と比べたらおひとり様の確率は非常に早く高く、そして長い。老いる前、老いてからの心得、死ぬ前、死んだ後の後始末とお値段。とことん調べあげていて素晴らしい。生きるも死ぬも金次第だが、老いるも老いた後も心構えと心意気である。2023/02/27

なつ

44
いやぁ考えさせられました。私も50歳まであと僅か。夫はいるけど子供はいない。兄はいるけど絶対頼りたくない(迷惑かけるなんて論外)。ことごとく著者に近い状況。ほんまに他人事じゃない。なので、知れて良かったことだらけ。50歳になったら再読して実際に行動に移していこうと心に決めました。以下その時に向けて今この時点で心に残った事柄を抜粋させていただきます。長いのでコメント欄にも続きます。ご興味ありましたらご一読下さいませ。『人間、遺伝子がまともに働くのは50歳あたりまで』『65歳未満は孤立無援のサバイバル』↓続く2024/02/21

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